Category: ペット

ゴールデンレトリバー

By , 2011年6月2日 12:33 AM

19990227 1999年2月末のこと、家族の一員にゴールデンレトリバーの子犬が加わりました。男の子でしたから、名前は「タロー」と名付けました。1月の初めに兄弟5匹と共に生まれ、生後3ヶ月を迎える頃に、我が家にやって来ました。私の家族は元々動物が好きで、私がまだ小さかった頃よりペットを飼い続けて来ましたが、とても可愛がっていたマルチーズが亡くなって以来、5年間ほどペットを飼っていませんでした。そんな時、ゴールデンの子犬を飼いませんかとお誘いをいただき、ゴールデンの優しく愛らしい姿を思い浮かべると、またペットを飼ってみようかと言う気になったのでした。
 
19990302 我が家に来たばかりの頃のタロー君は、とても大人しくドテッとした感じの愛らしい子犬でした。最初の1週間は寝ている事が多く、遊んでやっても直ぐに疲れてしまうような感じでした。ところが1週間を過ぎた頃から動きが活発になり、部屋からベランダに出たりして、あらゆるものに興味を示し始めました。家が狭かったため何れは外で飼うつもりでしたから、私の仕事部屋をタロー君の寝る部屋にしていたのですが、活発になると同時に始まった悪戯には、何度も困らされました。
 
 
 
19990327 寝る前に必ず部屋の片づけをして、できるだけ手(足?)の届かない場所に本やペーパー類を移動させるのですが、それが少しでも疎かになると、次の日の部屋の散らかりようは想像を絶するほどでした。狭い部屋なのに、片付けにはいつも1時間ほど掛かりました。電話帳ほどもある仕事の!分厚い本がばらばらになっていたり、ティッシュペーパーは中味を全部箱から出して丁寧に1枚づつ引き詰めてあったり、餌はばら撒いてあるわ、水はこぼしてあるわ、マウスはかじってあるわ、絨毯の端はほつれているわ、窓の木枠には歯形が・・・。私が怒ると、写真のように部屋の隅に行き、そっぽを向いて目をあわせようとしないのですが、その仕草が可愛くて笑って済ませることが多かったように思います。この頃は、我が家の一員になって1ヶ月を過ぎたあたりでした。
 
 
 
19990404 そんな激しい悪戯も、時が過ぎると共に落ち着いて来て、鼻も伸び?なかなか男前の顔立ちになって来ました。犬は人間に比べて寿命が短いせいか、子犬の頃の成長は驚くばかりで、1週間違うと顔つきまで違うほどの成長ぶりです。愛らしい子犬の期間は、本当に短い時間でしかありません。その間に大きな愛情を注いで上げることが、一番大切のことのように思います。犬は、本来頭の良い動物です。我儘に育てさえしなければ、多少の問題があっても、何回も繰り返し話して聞かせることで、色々なことを理解するようになります。
 
 
19990727 左の写真は、1999年7月に撮影したものです。姿だけ見れば、もう立派な成犬ですが、まだまだ子供に変わりはありません。色々なことに興味を持ち人懐こくて、妥協を知らないだけに、時として人間の方が疲れてしまいます。そこである時、とことん遊んでやれば少しは満足するだろうと思い、広場で1時間ほど相手をしてあげたのですが、さすがに疲れたのか最後には横になってしまいました。しかしこれは全くの逆効果でした。それからは散歩に出る度に、同じように遊んでもらえるものと思いまとわりついて来て、私が疲れ果ててベンチで横になることもありました。大型犬を飼うには、飼い主の方にもそれなりの体力が必要なことが良く分かりました。
 
20001123 右の写真は、それから1年以上も経った2000年11月に撮影したものです。既に、名実ともに成犬になっていましたが人懐こいのは相変わらずで、どこに行っても、よその人にいい子ぶりを振りまいていました。ただ我が娘は、タロー君の小さな頃の傍若無人振り?を知っているためか、多少及び腰になっているのが笑えます。娘にしてみれば、自分よりタロー君の方が大きくなってしまったわけですから、切実な問題だったのかも知れません。この頃、私達は横浜市栄区の市民の森近くの住宅街に住んでいましたので、毎日の散歩は市民の森へ出掛けて行きました。ここは初夏にはホタルが鑑賞できたりなど自然が良い形で残っていて、その山道を1時間ほど歩き戻って来るのが散歩のコースでした。
 
20021014 そうこうしているうちに、「三度目のQRV」の記事にも書きましたが、2002年7月に近くに引っ越すことになりました。引っ越した先は住宅街で、引っ越す前のような大きな山はありませんでしたが、毎日の散歩には事欠かない程度の自然は残っていました。自宅から10分程度のところに大きな公園があり、その周りを含めて住宅街の数ブロックを回って帰って来るのが、毎日の散歩コースになりました。ただ歩く場所は、公園を除き殆どが舗装されていますので、夏の暑さや冬の寒さは、土の上を歩かせるのに比べて影響が大きかったのではないかと思います。
 
20041222 右の写真は2004年12月に撮影したもので、もうすぐ5歳になろうと言う時です。この後、尿道結石を患い近くの動物病院に世話になったのですが、手術は難しいとのことで食事療法を摂り、半年間ほど結石を溶かすための専用食を与えることになりました。この他にも、皮膚病になったり、消化不良を起こしたりもしましたが基本的に丈夫で、直ぐに回復するのが常でした。私自身も体の問題や仕事の問題を抱えた時期があり、文字通り、家族と共にタロー君も苦楽を共にして来ました。

 しかし何れにしても、犬の寿命は人間よりも遥かに短いことに変わりありません。生後3ヶ月の子犬の時から始まり、その後10年間一緒に生活をして来ましたが、2009年5月にガンのために亡くなりました。その時までには、何回か獣医さんに往診に来ていただいていて、近い内に入院・検査を行う予定でしたが、それを待つことなく、冷たい雨がそぼ降る日の明け方に亡くなりました。火葬して骨を拾う時に火葬場の方が、「綺麗な骨だから、病気で苦しんだ期間は短かったはずですよ」と言ってくれたのが、せめてもの慰めとなりました。今、タロー君は自宅近くの墓地に眠っています。その一角にはペット専用のお墓があり、多くの仲間に囲まれて、安らかな眠りについていることと思います。

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